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詩(01.02)


左の太陽がいいました。

「もう昇るのは疲れました。明日からはお月さんが昇りますので、どうぞごひいきに」

太陽がすぐ沈むと、月がすぐ昇りました。月は泣いていました。

「私はずっと太陽さんと一緒だったのに、太陽さんが疲れていたなんて知らなかった。気づいてあげられなかった」

月の涙は悲しみの涙ではなく、悔しさの涙でした。

 

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等身大のあなたは弱い

熱いひとを演じてほしい

『あなた』と『わたし』の世界は弱い

物語を愛するひとを演じてほしい

モノで溢れる世界は弱い

倒れても立ち上がるひとを演じてほしい

 

それができない『あなた・わたし・きみ・ぼく』は、弱者よりも恥ずかしい

 

(詩書きさんへのお題『弱』)