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自由律俳句(01~20)


晴れに鳴くイナズマ瞼を燃やす

 

自由律俳句の自由さに手を焼く

 

「だけれども」と食いしばる奥歯が痛い

 

図らずも墓の番をしている

 

前髪が御開帳

 

朝日に背を向けて寝る反逆者のように

 

蝉の音と立ちくらみの残像が重なる

 

くしゃみでできた雨に濡れる

 

僕の記憶では君は五番目

 

家賃代わりに体を狙う天井在住の蚊

 

温度計も頭に血が上る暑さ

 

お盆の飯会肩を並べるコーラと味噌汁

 

お一人様の孤高に憧れお独り様

 

幼馴染みに合わす盆の顔が見つからない

 

味はパプリカ見た目ピーマン

 

梨のよなメロン固くて白旗

 

前借り相手がいるだけマシ

 

花火奉行ただし未成年

 

青痣が茶けた余も歳か

 

才能はない一途なだけ