· 

#twnovel(101~105)


101.

世界を滅ぼすことにした。まずギルドを抜け、オンラインゲームを退会し、ネットで書いていたブログを削除した。ネット回線を切断した後、電源を落としたパソコンを、部屋の窓から投げ捨てた。通りがかりの大型トラックが、パソコンをバキバキと轢いていった。私の世界はこうして滅んだ。

 

(#私は世界を滅ぼす側か世界を守る側かアンケートで決めてもらう→『滅ぼす』)

 

102.

今年の卒業生は、両手で数えても余るくらいの少なさだった。大人は少子化の問題だとかほざいてたけど、『子どもの寿命が18歳になる』って噂を間に受けたからだってみんな知ってる。「先輩」「ん?」「先輩は、18歳になっても生きてますか?」卒業生代表の先輩は、曖昧に笑った。

 

103.

昔は一日で駆け抜けたのに、今は少しだけ、ちょっとだけの繰り返し。どこまで進んだかなんて覚えてないから、ふりだしに戻って、記憶の欠片を拾いながら進む。ここは覚えてる。そういえばここはこうだった。そうか、この意味はこうだったのか。心地の良い再発見を求めて、私は本を読み返す。

 

104.

アクセントに、首に赤いリボンを巻いてと……よし、黒猫アイシングクッキーの完成だ!「おめでとうございます。今年こそ配りに行くんですよね?ご自分で」お菓作り頑張ったからパス。「えー!?」なので今年もお菓子ハンティングよろしく!期待してるよ、アイシングクッキーくん!

(#twTorT/「Trick or Twnovel?」~ハロウィンツイノベ2018)

 

105.

「で、南瓜の煮物をジャックランタンみたいに盛り付ける予定が……」「全部溶けるまで煮込んでオジャンとなりました……およよ」「まぁまぁ。とりま、お菓子食べて落ち着こ?」「ありがとう……あ、黒猫のアイシングクッキーだ。首にリボン巻いてて可愛いなぁ」(ん?そんなの買ったっけ?)

(#twTorT/「Trick or Twnovel?」~ハロウィンツイノベ2018)